物産販売所に「はなしょうぶ」が入荷しました。季節を感じるお花です。

以前、はなしょうぶ園が有名な公園のそばに住んでいたことがあり、「はなしょうぶ」には、子供が幼い頃に毎年一緒に楽しみに眺めていた特別な思い出があります。

その頃、はなしょうぶ園の管理をしていた男性（当時で80歳を超えていました。）が、あやめとしょうぶ、かきつばたの違いを教えてくれました。

3つは見た目がよく似ていて、間違われることも多い花です。

花が咲く時期や群生して咲くところも似ていて、ぱっと見ても区別が付かない方も多いのではないでしょうか。

しょうぶはあやめを観賞用に品種改良したもので、しょうぶとあやめは同じ花の仲間ですが、かきつばたは別のグループに属するのだとか。

見た目の違いや自生場所の違いは、大まかに説明すると以下の通りだそうです。

 

• あやめ･･･････花弁の根元が白と黄色、網目模様があり、陸地で育つ
• かきつばた･････････花弁の根元が白一色で模様はなく、水の中で育つ
• しょうぶ･････････花弁の根元が白と黄色、模様はなく、水辺で育つ

 

はなしょうぶは3つの中でも花が特に大きく、この大輪の花はたくさん咲くと本当に美しいですよね。

ちなみに、観賞のためのしょうぶは「はなしょうぶ」のことで、アヤメ科なのに対し、菖蒲湯や薬草として使う「しょうぶ」は、アヤメ科ではないのだそうですよ。

皆さんも是非、はなしょうぶを育ててみてください。